市長からごあいさつ（令和5年3月）「DX推進」

　先月、国道42号有田海南道路有田市野～新堂間（有田サンブリッジ）開通、有和中学校建設工事竣工を迎える事ができました。また、今月には初島中学校跡地での和歌山医療スポーツ専門学校開校式典も予定されており、これまで皆様にご協力いただきながら計画し、丁寧に進めてきた未来への投資が一つひとつ目に見える形となることを感慨深く思います。

　さて、年度末を迎え市役所では、次年度予算案等を市議会に提案させていただく時期となります。令和5年度予算案については、まちの成長への更なるチャレンジとしてDX（デジタルトランスフォーメーション）推進事業を主要事業の一つとして計画しているところです。DXとは、デジタル技術の活用によって既存事業を変革し、課題の解決や新しいサービスを生み出すことで、本市では、市や事業者、医療機関、教育など様々なデータを連携する基盤となる都市OSを整備し、市民ポータル、観光ポータルの構築を計画しています。

　市民ポータルにおいては、行政情報だけでなく市内事業者様からの情報も積極的に発信し、市民の皆様の利便性向上に官民協働で取り組んでいきます。また、観光ポータルについては全国でもデジタルでは先駆けたチャレンジであり、2025年の大阪・関西万博を契機としたインバウンド等の誘客促進を図るために構築していきます。

　DXにより、未来には企業の進出や雇用創出までを視野にいれ、皆様方と協働しながら新たな価値を創出することの取り組みを進めてまいりますので、ご理解とご協力よろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　有田市長　望月良男