市長からごあいさつ(令和5年10月)「グランドデザインの実現に向けて」

ページID1004218  更新日 令和5年10月10日

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写真:望月良男市長


 今年も実りの秋という素晴らしい季節を迎えます。夏に花を咲かせたのち、実った穂が垂れ下がり、いよいよ稲刈りの時期、実りの早いものを「わせ」、遅いものを「おくて」、その間のものを「なかて」と呼ぶのはお米もみかんも同じなのですね。

 さて、第6回目となる和歌山製油所エリアの今後の在り方に関する検討会が8月30日に開かれました。今回は、今後進むべき方向性とグランドデザイン案が示され、今年10月の製油所機能停止を前に「未来環境供給基地」となる中間とりまとめ案を決定しました。(とりまとめ案は下記の資料をご覧ください。)GXの推進、カーボンニュートラルの実現など、時代の要請による大きな課題に対し私たちは地域の雇用を最優先に行動を起こしてまいりました。大きな変化としては昨年11月の次世代航空燃料SAFの製造拠点を和歌山製油所にという発表です。このことは本当に意義深いことで、2026年の事業化に向けて私たちはどんな協力も惜しみません。そしてSAFに続いて次世代のエネルギーとして期待されている合成燃料や水素なども、和歌山製油所をその製造供給拠点にと現在熱望しています。

 また、新たな雇用に直結する企業誘致の促進も、本検討会の大きなテーマとして取り組んできました。今後活用予定のないタンク群の広大な土地は新しい産業の誘致に大きな可能性を持つものです。国内生産拠点づくりが経済安保の側面からも推し進められる時、EV製造組立、リチウムイオン電池製造、半導体製造などあらゆる可能性を視野に企業誘致を実現させなければなりません。

 今回は中間とりまとめであり、否が応でも私たちの時代の変化を捉えた新たな挑戦は始まったばかりです。昨年1月に機能停止が発表されてから今日まで、本当に短い期間で議論を重ね、ご協力いただいた関係各位には心から感謝いたします。今後も、このグランドデザインの実現に向け全力で取り組み、継続される本検討会を中心として皆様と共に未来を切り開くべく先頭に立ち努力を続けます。何卒皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。 

有田市長 望月 良男

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