市長からごあいさつ（令和4年11月）「〇〇の秋」

　日ごとに秋が深まり、黄金色に彩られてゆく山々が青空に一層映えるとともに、年の瀬に向かう慌ただしさを少し感じる季節となりました。

　毎年11月は、文化発展にご貢献いただいた方々を讃えるとともに、本市文化の更なる振興を図ることを目的として有田市文化賞表彰式を開催しています。平成5年に創設された文化賞は本年度で30回を迎えることとなりました。これまでの延べ103名の受賞者の方々並びに関係各位の文化高揚へのご尽力に、改めて敬意と感謝を申し上げます。

　令和4年度表彰式も、現代美術の伊藤 彩 様、書道の川田 京子 様にそれぞれ表彰させていただくこととなっており、芸術の魅力を近くで感じることができることを大変嬉しく思うとともに、受賞者各位にお祝い申し上げます。

　また、本市文化の拠点施設として平成29年にオー プンした市民会館は開館5周年を迎えており、各種記念イベントを実施しているところです。身近に本物の文化芸術に触れることができる紀文ホールでは、これまで計65回の自主事業イベントが開催されており、今月も2回の演奏会が開催される予定ですので、文化の秋を堪能していただければ幸いです。

　冬本番を迎える前の有田市は、みかんだけでなく、11月11日のたっちょの日に関連して、学校給食での太刀魚提供や「たっちょ祭り」が開催されるなど、食欲の秋を楽しむことができます。また、図書館では夜8時まで開館時間を延長しており、読書の秋をいつもより長くお楽しみいただけます。皆さんの秋は何の秋でしょう。ぜひ、有田市にある豊かな秋を堪能しましょう。

有田市長 望月 良男