市長からごあいさつ(令和4年1月)「未来へ向けた成長の年に」

ページID1003850  更新日 令和4年1月1日

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写真:望月良男市長


 市民の皆様には希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また昨年中は、市政各般にわたり格別のご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。


 昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により延期されていた「東京2020オリンピック・パラリンピック」が開催され、コロナ禍という困難な状況下でしたが、本市においても聖火が繋がれ、またパラリンピックの車いす陸上競技に出場された本市出身の生馬知季選手が精一杯頑張る姿に、私たちも勇気を与えられました。

 さて、本市の昨年を振り返りますと、未来に向けた取り組みが、各分野で芽を出した年でありました。まず、令和6年度の開校に向けて「有和中学校」の建設工事が始まりました。市内すべての中学生が通う学校となりますので、施設整備はもとより、通学路をはじめ、周辺環境などインフラ整備にもしっかりと取り組んでまいります。

 統合後の各中学校跡地の活用についても検討しており、令和4年度から先行統合する初島中学校の跡地活用として、九州で医療・スポーツ関連の専門学校を運営する学校法人国際学園と専門学校設置に関する協定を締結しました。令和5年4月開校をめざす「(仮称)和歌山医療スポーツ専門学校」は、本市の課題である県外大学等への進学による若年層の流出抑止、交流人口の増加や地域経済への波及など様々な効果が生まれるものと期待しております。

 また、有田市立病院が、総務省の「公立病院医療提供体制確保支援事業」の専門的支援を受ける全国唯一の病院として採択されました。この事業は、公益社団法人地域医療振興協会の支援により、診療体制や経営改革など、将来を見据えた持続可能な地域医療体制の構築に向けた取り組みです。新病院建設についてもこの事業の一環とし、「新有田市立病院基本構想策定委員会」を開催するなど、将来の市立病院のあるべき姿について実質的な議論を始めております。

 そして、完成が待ち望まれている新国道42号「有田海南道路」の工事も着々と進んでおり、有田川にかかる1号橋が令和4年度に完成する予定となっています。引き続き、一日も早い完成に向けて積極的に国へ要望してまいります。

 コロナ禍の収束が見通せない中、また様々な社会課題が山積する中ですが、必要な行政サービスの維持向上と時代に則した価値の創造など、将来を見据えた施策に積極的に取り組むとともに、少子化対策や子育て支援、移住定住の促進などを重要な柱として実行してまいります。

 今年の干支は「寅」ですが、寅年は「芽を出したものが成長していく年」といわれております。急速に変化する社会に対応し、様々な施策を成長させることで、本市が持続可能なまちであり続けるための一年にしたいと考えておりますので、市民の皆様にはより一層のご参画とご協力をよろしくお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして、幸多き年となりますことを心からお祈りいたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

有田市長 望月良男

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