市長からごあいさつ（令和4年12月）「成長」

　「芽を出したものが成長していく年」といわれている寅年の本年もあと1か月となりました。本市においても、確固たる財政基盤のもと取り組んできた未来への積極的な投資が、目に見える形となる1年でありました。

　次代を担う子どもたちへの教育の更なる充実のため建設している有和中学校新校舎は、来月には完成する見込みであり、市民の皆様の健康増進を図る新都市公園整備も予定通り進捗しています。

　そうした中、本格化していく新市立病院の建設や統合後の学校施設跡地の整備など、複数の重点施策を着実に進めていく必要があります。来年度の予算編成では、未来への積極的な投資に取り組み、各施策において「施策の成長」、「組織の成長」を強く意識するよう、職員へ指示したところです。

　現在取り組んでいる一つひとつの施策を、「どう変化させることで、将来どのように成長させるのか」という思考のもと、各部署で責任を強く感じ、経験し、積み重ね、向き合うことで成長に変えていくことが、まちの発展と市民の皆様の幸せにつながります。そのために強い組織をもって不断の見直しを図り、実践していくことが必要です。

　少子化対策や子育て支援、3年後の大阪・関西万博への対応、そしてENEOS株式会社和歌山製油所の跡地活用への取り組みなど重点施策がまだまだ多くありますが、成長を意識して基本を忘れず取り組みを進めてまいります。

　今年1年、市行政へのご理解に御礼申し上げるとともに、来年も跳ねるように本市が飛躍する年となるよう取り組んでいきますので、引き続きのご協力よろしくお願い申し上げます。

有田市長　望月　良男