市長からごあいさつ(令和元年7月)「笑顔の贈り物」

ページID1002590  更新日 令和1年7月1日

印刷大きな文字で印刷

写真:望月良男市長


 「ツバメが低く飛ぶと雨」と言われます。これは大気中の水分が多くなると、餌となる蚊の羽も水分を含み低空飛行となることが由来となっています。ツバメは、春になると東南アジアから飛来し、初夏までに産卵をするそうで、梅雨空のもと、今まさしく子育てに忙しく飛び回っています。

 先月、子育て支援活動の一環として、民と官が連携したスマイルベビーギフト事業をスタートさせました。株式会社F・O・インターナショナルとの連携協定に基づき、同社から寄付された子ども用の衣類や靴などをギフトボックスに詰め、赤ちゃんが生まれたご家庭にプレゼントをするというものです。

 北欧のフィンランドでは、政府から母親になる女性全員にベビー用のグッズ一式が贈られるそうです。子育てはその家族だけの問題ではなく、地域の宝物として、社会が一緒になってそれぞれの立場で共有していくことで、親御さんたちの笑顔にも繋がっていくのではないでしょうか。

 渡り鳥としての本能からツバメは、色々な環境を察知し、風通しが良くて外敵から身を守ることができる場所を選ぶことで、居心地の良い環境に巣づくりをします。人口減少や少子化への対策がどこの自治体においても課題とされているなかで、人口減少対策と子育て支援を同じ目線で考えるのではなく、子どもを産み、育てるということが、素敵で尊いことであると感じることのできる社会環境が重要だと思います。

 本市におきましても、より一層の子育てに適した環境づくりを推進し、やがて子どもたちが巣立ち、力強く旅立っていく日を楽しみにしています。

                                         有田市長 望月良男

このページに関するお問い合わせ

経営管理部 秘書広報課
〒649-0392 和歌山県有田市箕島50
電話:0737-22-3715
ファクス:0737-83-2222
経営管理部 秘書広報課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。