市長からごあいさつ（平成31年2月）「ハツラツと」

　年が明けてから早くも1ヶ月が過ぎ、立春を迎えようとしています。市内各種団体で、新年会が開催される中で、先日出席させていただきました有田市老人クラブ新年会では、会員の皆さんが歌ったり笑ったりと大賑わいで、その元気なお姿を見て、非常にうれしく思いました。老人クラブはスポーツや文化芸術の活動の他、社会奉仕活動などに尽力されております。近年の会員数の減少を受け、会員増強運動に5年かけて取り組まれており、現在最終年度としてラストスパートの時期を迎えております。その一環として、会員が地域商店で買い物をする際、割引などの特典がつくよう、各商店と交渉をされたそうで、この取り組みは会員にとってメリットがあるだけでなく、地域経済の活性化にもつながることが期待されます。

　様々な活動を通じ、多くの人とコミュニケーションをとることで、高齢の方が元気になり、これまで培ってこられた人生経験と知識がまちへ還元される好循環が生まれることを願っています。

　一方、人が活動をするうえで、要となるのは体力づくりです。現在、初島地区に運動型都市公園を整備する新事業「BIG SMILEプロジェクト」に取り組んでおります。老人クラブの方とお話する中で、「体を動かせる場所がほしいので、施設の完成を心待ちにしている」という声をいただき、施設建設に向け、より一層身の引き締まる思いがしました。完成後は幅広い世代の方に積極的に利用していただき、皆様が交流する拠点となることを期待しています。

　寒い日が続きますが、着実に近づく春の足音に耳をすませながら、今できることひとつひとつに丁寧に取り組んでまいります。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　有田市長　望月 良男