市長からごあいさつ(平成26年6月)アロマなアリダ

ページID1001674  更新日 平成30年9月27日

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写真:望月良男市長


爽やかな心地よい風が薫る季節、各地域ではさまざまな花々が咲き競うかのようにまちを彩り、その美しい風景は私たちの気持ちを和ませてくれます。

先月は、除虫菊やみかんの花が見ごろの時期で、わがまちでも各種イベントが開催されました。

「みかんの花街道ウォーク」では、参加者231名中185名の方が市外、県外からお越しいただき、多くの皆様方が有田市の初夏の花々を満喫されたのではないでしょうか。

また、この季節は各種団体の総会なども多い時期であり、市民の皆さんと接することも多く、そんな機会を通じて意見交換をさせていただくのを楽しみにしながら、公務にあたっています。

そんな中、先月中頃、東京出張で早朝から慌ただしく家を出発し、とんぼ返りで帰宅したのは午前0時過ぎ。さすがに少し疲れを感じながら車を降りた瞬間、私を出迎えてくれたのはみかんの花の甘酸っぱい、わがまちならではの初夏の薫りでした。何ともいえないこの薫りに心が和み、安心感を覚えながら「今日も一日お疲れ様」そう自分に語りかけました。

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、アロマの精油にみかんの花(ビターオレンジ)から抽出される香りがあり、ネロリと呼ばれています。17世紀、イタリアの小国、ネローラ公国のマリー・アンヌ王妃が、そのフローラルな香りに魅了されて、その精油成分を手袋に浸みこませて使用したことにより、フランス社交界に広まりました。そのため、その香りを「ネロリ」と呼ぶようになったそうです。ネロリは天然の精神安定剤と言われるぐらい心に強く働く香りで、心を安定させ前向きな状況へと力を与えてくれるといわれています。

そんな初夏のわがまちならではの薫りに包まれ、あらためて感慨深く思ったのと同時に私自身、ひょっとして当たり前のこととしてその素晴らしさを見落としてしまっていたのでは…と少し反省しました。

まちづくりも同じです。自分たちのまわりにあって当たり前のものであっても、他のまちの人からすれば凄いまちの特色・強みと思われるものも少なくありません。そのことを今一度、意識しながらまちづくりに生かしていかなければなぁと考えさせてくれたみかんの花の香りでした。

有田市長 望月 良男

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