市長からごあいさつ(平成26年9月)「地球」という大きな器の中で

ページID1001671  更新日 平成30年9月27日

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写真:望月良男市長


今夏の思い出のひとつとして楽しみにされていた「紀文まつり花火大会」は荒天続きのため(台風の影響)中止となり、残念な思いをされた方も少なくないのではないのでしょうか?そんな皆さん方のいろんな思いをしっかり受け止めながら、過日、紀文まつり実行委員会を開催し検討した結果、9月15日に実施することを決定しました。私たちは自分たちの思いや考えの中で当たり前のように生活をしていますが、気象状況や自然環境に左右されながら生きているのだなぁとあらためて実感しながら、皆さんの協力のもと仕切り直して実施することを決めました。
話は変わりますが、私は先月、少しばかり夏休みをいただき、大学のスクーリングに参加しました。そこでは『地学、地球の営み』というテーマの講義があり、興味深く耳を傾けました。地球ができて約45億年、人類が誕生したのは今から約700万年前だといわれており、これまで私たち人類はその地球の変化に応じて進化してきたのだと思います。しかし私たち人間が得てして錯覚に陥りやすいのは、「人間を中心とした考え」をもってしまいがちということで、大切なことは「地球の変化に応じた人類の進化」ということなのです。まわりの環境に大きな影響を受けながら生活をし、成長している私たちは「地球」という大きな器の中で一人ひとりが自らの人生を充実させるために生活を営んでいます。そのことはすごく尊い事だと思いますが、その営みは自分中心の考えでなくて、相手を思いやる気持ちをもってすべてのことにあたるということが大切だと思うのです。
個人の生活もそうであるように行政も同様のことがいえます。「自分」の欲のためでなく、市民に寄り添い、思いを受け止めながら成長し続けなければならない、そんな思いをあらためて感じ得た夏のひとときでした。まだまだ残暑は厳しいですが、まもなく秋の足音が聞こえてきます。そんな思いをしっかりと胸に抱きながら新しい季節を迎えたいと思います。

有田市長 望月 良男

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