市長からごあいさつ(平成26年10月)特色ある有田市立病院へ

ページID1001670  更新日 平成30年9月27日

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写真:望月良男市長


日に日に秋の気配が深まっていくのを肌で感じる季節となってきました。
この時期を迎えますと「いよいよみかんの収穫時期だなぁ」「来年度の予算編成時期も近づいてきたなぁ」といったことが頭をよぎります。
来年度に向けての戦略をイメージする中で大切なことは、新たな目標設定で、今年度の取組をいかに切れ目なく、来年度に繋つなげていくかだと考えています。行政ニーズは多様化し、日々刻々と変わりゆく状況に、各分野で的確にかつスピーディーに対応していかなければなりません。
そんな中、今回皆さんにお知らせしたいことは有田市立病院の経営についてです。昨年秋以降、内科常勤医の異動、退職に伴い、内科の診療体制を一定制限せざるを得ない状況下にあり、ご心配とご迷惑をおかけしています。内科常勤医の確保を最重点課題と位置づけ、これまで和歌山県や和歌山県立医科大学、さらには他府県の関係機関に働きかけるなど奔走していますが、常勤医確保に至っていないのが実情であります。
しかし、いろんな方々と意見交換をさせていただく中で気づいたことは、ただ単に「医師を派遣してほしい」だけではなく、有田市立病院がどんな魅力を、特色を打ち出していくかが鍵となるということです。まちづくりも同様ですが、しっかりとした方針の下、各種施策を講じていくことが必要不可欠です。
関係各位のご協力の下、9月からは和歌山ろうさい病院から、また10月から日本赤十字社和歌山医療センターから非常勤医の派遣をしていただくなど、少しずつではありますが、医療体制を整えつつあります。他にも9月議会で承認いただきました妊娠・出産包括支援モデル事業を有田市立病院に委託し、助産師が中心となって妊産婦さんに寄り添ったサポートを展開するなど、特色を持った地域医療の担い手としての役割を果たしていきます。常勤内科医の招聘についてもあらゆる方策で関係機関と連携をしながら取り組むことで新たな医療提供体制を構築し、皆さんに安心して利用していただける病院づくりに努めてまいります。

有田市長 望月 良男

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