市長からごあいさつ(令和2年4月)「学び舎」

ページID1002858  更新日 令和2年4月1日

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写真:望月良男市長


 最近よく聞くクラスター(Cluster)は、群れや集団を表します。先月、小中学校の卒業式に出席しました。新型コロナウイルスによるクラスター感染防止のため、出席者数を制限し、式次第も簡素化して行われました。

 これまで近くで一緒に学んできた在校生たちの出席は叶いませんでしたが、心の中では式場にいる私たちと一緒になって、巣立っていく卒業生たちを激励していたことでしょう。そして、今回取られた対策を通して、改めて命の大切さを認識してもらい、子どもたちみんなが、心健やかでありますよう願っています。

 一方、分野や部類などを表し、学級という意味のクラス(Class)は、学校生活の基本となります。クラスメイトと一緒に協力し合い、日々熱心に学習し、活発に部活動を行う活気ある学び舎は、人生において今後何年、何十年経っても大切な思い出となります。

 新年度がスタートし、令和6年4月に統合する中学校の建設に向けた設計も始まります。私は、未来社会を担う最も大切な子どもたちのために学校があるべきだと考えています。子どもの数が減るので統合するという思考ではなく、未来へ繋げる教育に向けて、子どもたちのためにしっかりと考えて、学びの環境を整えていくことが、中学校を統合する目的でありたいと思っています。

 クラス(Class)には他にも「最高級」という意味があります。子どもの成長を考えるうえでの環境として、AIやICT、国際的な人間づくり、人間としてのたくましさ、郷土への愛着といった学びの機会を与えていくために、これまでの概念にとらわれない日本で初めて、というような教育環境の整備に有田市はチャレンジしていきます。何卒、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

                                          有田市長 望月良男

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