市長からごあいさつ(令和2年1月)「有田市の未来を描く一年に」

ページID1002764  更新日 令和2年1月1日

印刷大きな文字で印刷

写真:望月良男市長


 あけましておめでとうございます。

 市民の皆様には希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、昨年中は、市政各般にわたり格別のご理解とご協力を賜り、心から感謝を申し上げます。

 さて、新天皇陛下が御即位され、新元号への改元に寿(ことほ)いだ昨年を振り返りますと、本市にとりましても、市制施行以来、昭和、平成という2つの時代を越えて、新しい令和の時代を迎えるなか、中長期を見通した持続可能なまちづくりに 向けた取組みをより一層推進するための大きな節目の年でありました。

 健康増進、スポーツ振興施策では、BIG SMILEプロジェクトの一翼を担う新水泳場『えみくるARIDA』の7月のオープンに向け建設工事が始まりました。この施設の運用には民間のノウハウを活用していくことをはじめ、周辺には今後、運動公園施設も併設し、幅広い年代の皆様にご利用いただけるよう整備を進めています。

 また、産業振興施策では、平成29年度から株式会社リクルートとの包括連携協定により、有田市のみかん産業を将来に亘り持続させていくための取組みとして、新規就農や荒廃農地、後継者問題などへの対策に資するための新たな就農支援スキームを構築しました。それにより県外から新規就農者を迎え入れるなど、少しずつ成果も見え始め、現在、積極的な取組みを進めています。

 さらに、西海岸エリア5つ星プロジェクトの一つとして、箕島漁港の産直施設『浜のうたせ』が今年のゴールデンウィークにオープンする予定です。これは、地域の活性化や経済の発展を有田箕島漁業協同組合が主体となり、株式会社松源と本市が連携して進めている事業であり、地域の皆様をはじめ、市外、県外の多くの方々にも漁港の活気ある雰囲気を感じていただきたいと考えています。

 これらの取組みは、民間との連携に始まり、そしてさらに、それぞれが持つ人材や技術、ノウハウを融合させることで、付加価値をより高め、その成果に繋げるものです。行政が主体で提供するだけの施策にとどまらず、相互に融合を図り、いろいろな色が混ざり合うことで、多様化する課題や加速する時代変化に対応してまいります。

 自然界のすべての色を混ぜるとグレーになるという原理があるそうです。グレーは、すなわちネズミ色、今年の干支もまた子(ねずみ)であり、12年前市長に初当選して以来、奇しくも私にとって回り年でもあります。

 私は、前例を前提とせず、あらゆる可能性や行政にはない民間の要素を混ぜ込みながら、そして機を逸することなく、「まちの魅力と活力を生み出す投資と持続可能な自治体経営への投資」をしっかりと実行することで、有田市の未来に向け、多種多様に色付けしていきたいと考えています。

 令和最初の新年を迎え、ネズミ算式にはいきませんが、スピード感を持って迅速かつ着実にイノベーションを起こし続けることで、有田市が将来的に持続可能なまちとなる一年にしたいと思いますので、市民の皆様にはより一層のご参画とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 結びに、本年が皆様にとりまして、幸多き年となりますことを心からお祈りいたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

                                          有田市長 望月良男

このページに関するお問い合わせ

経営管理部 秘書広報課
〒649-0392 和歌山県有田市箕島50
電話:0737-22-3715
ファクス:0737-83-2222
経営管理部 秘書広報課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。