市長からごあいさつ(令和2年2月)「凜烈の意気」

ページID1002799  更新日 令和2年2月1日

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写真:望月良男市長


 「365.242189」は、地球が太陽の周りを一周するのに要する日数です。つまり1年は365日とすると、小数点以下の約6時間分を4年ごとの閏年に1日増やすことで調整しています。広大な宇宙空間からの小さな贈り物として、今月はその1日分の時間を有意義に使いたいと思います。

 年月にちなんだ話をもう一つ、矢櫃地区に江戸時代から続く「お日待ち」という伝統行事があります。その地を開拓した初代紀州藩主徳川頼宣が死去した翌年1672年に南龍神社を建造し、ご遺徳を偲ぶため毎年1月に執り行われてきました。そのなかで若者が中心となり、鉢巻にふんどし姿で海へ入り身を清めた後、神社まで高台を駆け上がり参拝をする裸参りは、参加者の減少により約三十年休止されていましたが、平成29年に復活しました。この行事が江戸時代に始まった年も閏年であったことにご縁を感じつつ、今回私も当地区の活性化に少しでも繋がればと、裸参りに参加させていただきました。総勢18人のなかには、当地区に移住してきた意欲ある若い方もおられ、平成に復活した裸参りが令和の時代にも引き継げたことを大変うれしく思うとともに、その時代に沿った形に変化しながらも、彼らによって繋ぐべき伝統としてこれからも時が重ねられていくことを期待しています。

 今後も矢櫃地区がさらに活性化するように、そして、矢櫃地区の良さを広く知っていただくよう、地域の皆さんにご協力をいただきながら、市の取り組みを進めてまいります。今回私も伝統を肌で感じ、これまで以上に身と心を引き締め、今年1年は気合で風邪をひかないと思っています。

                                          有田市長 望月良男

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