市長からごあいさつ(令和7年9月)「支え合いの力で、命を守るまちへ」

ページID1005314  更新日 令和7年9月1日

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写真:玉木久登市長


 連日、記録的な猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。熱中症をはじめとした体調不良にはくれぐれもお気をつけいただき、こまめな水分補給や適切な休息などを心がけ、無理のない日々をお過ごしください。

 さて、去る7月30日早朝、カムチャツカ半島沖で発生したマグニチュード8.8の地震により、和歌山県沿岸部全域に津波警報が発表され、本市においても、辰ヶ浜・男浦・女の浦・矢櫃・逢井・高田・初島町浜・港町・箕島の沿岸地域に避難指示を発令いたしました。

 幸いにも人的被害は発生せず、市民の皆さまの冷静かつ迅速な対応、自治会や関係機関のご協力により、避難が円滑に行われたことに心より感謝申し上げます。一方で、酷暑の中での屋外避難や要支援者への対応、庁内の体制整備など、今後の課題も改めて明らかとなりました。

 また8月に入り、日本各地で豪雨災害が相次いでおります。本市でも、毎年多くの市民に親しまれている「紀文まつり」について、悪天候に加え二川ダムの放流等、河川の増水を考慮し、安全を最優先に中止を決断いたしました。ご期待いただいていた皆さまには大変残念なお知らせとなりましたが、市民の命と安全を第一に考えた判断であることをご理解いただければ幸いです。

 一方、市内各地で開催された「盆踊り大会」や「ふるさと夏まつり」では、地域の皆さんが世代を超えて集い、笑顔あふれる光景が広がっていました。こうした地域コミュニティの絆は、災害時においても大きな力となると、改めて実感した次第です。

 今回の経験を通じ、「的確な判断」と「支え合う力」の重要性を再認識するとともに、今後も自主防災組織や関係機関との連携を一層強化し、多様な状況を想定した備えを進めてまいります。そして、市民一人ひとりが互いを認め合い、助け合える共生のまち、有田市の実現を目指して、引き続き安全・安心の確保に全力で取り組んでまいります。

 

有田市長 玉木 久登

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