市長からごあいさつ(令和7年6月)「暮らしを支え、未来を拓く『有田海南道路』」

ページID1005240  更新日 令和7年6月1日

印刷大きな文字で印刷

写真:玉木久登市長


 初夏を迎え、みかんの花の香りに包まれていた市内では、いまや花が実を結び、季節の移ろいを感じさせてくれます。

 さて、先月9日には「国道42号有田海南間整備促進協議会」の総会を開催し、海南市とともに、有田海南道路の早期全線開通を求める要望書を国および県に提出いたしました。本事業は平成20年に事業化され、今月7日には、海南市小南地区から冷水地区を結ぶ「梅田冷水トンネル(5号トンネル)」が開通します。有田市内ではすでに供用開始している「有田サンブリッジ」に続き、新堂地区から海南市鰈川地区をつなぐ「1号トンネル」の掘削が鰈川側から約670mまで進み、今年度からは新堂地区において跨線橋工事も本格化します。

 この有田海南道路の整備は、本市にとって将来の大きな可能性をもたらす「起爆剤」となるものです。交通の利便性が高まり、物流や観光、産業など幅広い分野への波及効果が期待され、地域経済を力強く支える重要なインフラになると考えております。

 また、通勤や通院、救急医療機関へのアクセスが改善されることで、生活全般の利便性が高まり、安全・安心で暮らしやすい環境が整います。

 本市が抱える大きな課題の一つに「人口流出」があります。若い世代が地元に残りにくく、また戻ってきにくい現状を変えるためには、暮らしやすく将来に希望が持てるまちづくりが欠かせません。道路整備はその基盤であり、全線開通はその実現への重要な節目になると確信しております。

 事業化から18年が経過し、総事業費は当初の見込みを大きく上回っておりますが、毎年50~60億円規模の予算を確保いただきながら、整備は着実に進められています。市民の皆様から寄せられる「一日も早い全線開通を」との声を力に、今後も国・県と連携し、地域の未来を切り拓く重要な道路として、全線開通の実現に全力で取り組んでまいります。

有田市長 玉木 久登

このページに関するお問い合わせ

経営管理部 秘書広報課
〒649-0392 和歌山県有田市箕島50
電話:0737-22-3715
ファクス:0737-83-2222
経営管理部 秘書広報課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。