市長からごあいさつ(平成28年7月)一粒万倍

ページID1001647  更新日 平成30年9月27日

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写真:望月良男市長


梅雨の晴れ間が広がった先日の朝、糸我小学校の児童が参加して「田んぼの学校」の田植えが行われました。食育事業の一環として平成13年に始まったこの取組みは地元青少年育成会や小学校をはじめ関係者のご尽力により継続して実施され、今では市内小中学校で唯一の米づくりを通しての体験学習となっています。

久しぶりにといっても人生で2回目ですが、私も驚嘆や歓喜の声をあげる子どもたちと一緒になって田んぼに入りました。糸我町は小さい共同体ですが、横のつながりが強く、学校・地域が一体となって子育てにかかわる環境が残されています。また、4月から糸我小学校では、少子化により一部で複式学級となりましたが、教員や保護者の方々のご協力により、両学年ともに効率のよい、目が行き届いた授業ができていると聞いています。

小規模校のデメリットとして、人間関係が固定化され、切磋琢磨や相互啓発がなされにくいなどといわれます。しかし、安定した継続的な人間関係が、子どもたちの成長にとって必要となることもあります。

糸我町では、教育面において地域の特徴を尊重し、それを最大限に生かすことで、地域が一緒になって子どもたちを育てています。水稲の苗を一本一本丁寧に植えるように、子どもたち一人ひとりの成長を願い、地域が相互に連携しつつ、社会全体で育てていくサイクルづくりが重要であると思いました。

有田市長 望月 良男

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