市長からごあいさつ(平成28年1月)これまでの60年、これからの未来

ページID1001653  更新日 平成30年9月27日

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写真:望月良男市長


新年、あけましておめでとうございます。

市民の皆様には、輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また旧年中は、市政に対しまして深いご理解と温かいご協力を賜り、心から感謝を申し上げます。

昨年を振り返りますと、第70回国民体育大会「紀の国わかやま国体」が、44年ぶりに和歌山県で開催され、有田市では、軟式野球競技の会場として全国各地から選手や監督をはじめ、大会役員及び関係者の皆様をお迎えしました。

また、熊野への参詣道「紀伊路」が国史跡として文部科学大臣に追加指定を受けました。このなかには古くからの要衝の地であった「糸我峠」が含まれています。国の史跡指定は世界遺産に申請するための条件でもあり、いつの日か世界遺産登録へと期待が膨らみます。そして、こちらは現在の生活道路ですが、国土交通省により国道42号バイパス、有田海南道路(有田市野~海南市冷水)の工事が着手され、10年後の完成をめざしています。このバイパス道路が開通すると、有田市から和歌山市までの所要時間が20分短縮されます。また、地域活性化のためのまちづくりも着実に前進しており、その中心となる(仮称)有田市地域交流センターの建設にも着手し、来年には竣工の運びとなります。

本年5月1日、有田市は市制施行60周年を迎えます。市制の還暦にあたる60周年の節目を市民の皆様とともにお祝いできることを大変うれしく思います。

市制をスタートさせた昭和31年の経済企画庁経済白書には、「もはや戦後ではない」と記述され、この言葉は流行語になったそうです。経済白書のとおり、国民所得が戦前を上回る水準に達し、「三種の神器」に代表される消費革命の時代を迎え、まさに、日本経済の高度経済成長とともに有田市は発展してきました。

先人の方々、市民の皆様のご尽力により、住み良いまちへ進化を遂げてまいりましたが、近年では、全国的な流れと同じく、少子高齢化と人口減少により、まちづくり全体を見直すべき時期にあると捉えております。今、地方には国の「まち・ひと・しごと創生」による地域活性化に向けた取り組みが求められています。そこで、昨年10月末、30年後や40年後の有田市を住みよい環境にするために、独自性を発揮した長期人口ビジョン及び総合戦略を策定しました。今後は、これらの具体的な施策を実施してまいります。

市制60周年を迎え、私たちが有田市の豊かな自然、伝統文化、産業などを独自の地域資源として活用、発展させていくことで、先人のめざした豊かな地域づくりをさらに進めてまいりたいと考えております。そのために、皆様の知恵と力を結集し、心を一つにして市政の執行に取り組んでまいりますので、何卒、ご協力をお願いいたします。

本年が未来に続く、輝かしい時代の幕開けとなることを心からお祈りし、新年にあたってのごあいさつとさせていただきます。

有田市長 望月 良男

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