令和6年度企画展「浄妙寺破損仏の世界。」
浄妙寺薬師堂・多宝塔重要文化財指定120周年記念 浄妙寺破損仏の世界。
浄妙寺の創建と寺宝。
有田川河口付近、紀伊水道を臨む高台に位置する古刹・浄妙寺。
その歴史は古く、大同元(806)年に創建されたと伝わります。
寺宝には重要文化財の薬師如来坐像と両脇侍、十二神将像などがあります。
中でも、薬師堂中央の須弥壇は各部に螺鈿細工が施された優美なものです。
謎多き破損仏群。
一方、浄妙寺には多くの謎があります。
寺宝や建造物には鎌倉時代中期以降のものが多く、
この時期に寺容が整ったと考えられます。
しかし、本展の主役である破損仏群には平安時代後期のものが多く、
どこに安置されていたのか、由緒が全くわかりません。
なぜ今浄妙寺破損仏群に焦点を当てるのか。
令和6(2024)年は、浄妙寺の代表的な建造物である薬師堂と多宝塔が、
明治37(1904)年に重要文化財に指定されてからちょうど120年の節目に当たります。
薬師堂は破損仏群が長らく保管されていた場所でもあり、
浄妙寺の謎を解く手がかりともいえる建造物です。
これを記念し、破損仏群を通して浄妙寺の長い歴史と、謎に迫る展覧会を開催します。
主な展示品



関連イベント ギャラリートーク
企画展「浄妙寺破損仏の世界。」の担当学芸員が、各回テーマを絞って展示の解説を行います。
第1回2024.09.21(土曜) 13時30分~14時00分 「浄妙寺と破損仏群の謎。」
第2回2024.10.19(土曜) 13時30分~14時00分 「浄妙寺の創建と破損仏。」
第3回2024.11.17(日曜) 13時30分~14時00分 「浄妙寺の仏教美術と破損仏。」
添付ファイル
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