環境をみんなで考えよう

ページID1000986  更新日 平成30年9月27日

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みんなで減らそう二酸化炭素

温暖化防止のための環境学習教材(DVD)『知ろう・学ぼう・考えよう 地球温暖化』を貸し出します。
この、DVDは、環境省が各界のオピニオンリーダーを集めて開催している『環の国くらし会議』において有効な啓発ツールとして提案を受け制作したものです。地球温暖化の原因からその影響、国内外の対策などが30項目に分かれ、迫力のある映像により、わかりやすく説明されています。

今日地球温暖化問題が重要視され私たちの身近な問題として取り組んで行かなくてはなりません。まずは、家庭からできることを始めましょう。

地球温暖化とは?

地球温暖化とは、家庭生活及び事業活動の拡大により二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素など温室効果ガスの大気中の濃度が増加し、地表面の温度が上昇することをいいます。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告によれば、温室効果ガスの濃度が現在の増加率で推移した場合、21世紀末までに地球全体の平均気温が2℃上昇(海面水位約50cm上昇)することがありうるとしています。

温度が上昇すればどうなるか?(生活への影響)

地表面から放射された赤外線の一部は、温室効果ガスに吸収され、地表を適度な気温に保っています。しかし、家庭生活および事業活動により、温室効果ガスの濃度が急激に上昇すると、地表の温度が急上昇するおそれがあります。

生活への影響

  • 海面水位上昇による土地の喪失
  • 豪雨や干ばつなど異常気象の増加
  • 生態系への変化や砂漠化の進行
  • 農業生産や水資源への影響
  • マラリアなどの熱帯性の感染症発生数の増加など、地球環境と私たちの生活に甚大な影響を及ぼすものと考えられます。

なぜ起こるのか!

  • 太陽から届く日射エネルギーの7割は、大気と地表面に吸収されて熱に変わり、地表面から放射された赤外線の一部は大気中の温室効果ガスに吸収され、地表を適度な温度に保っています。
  • 家庭生活及び事業活動の拡大により、大気中の温室効果ガスの濃度が急激に上昇し、これまでのバランスを越えて赤外線が温室効果ガスに吸収されるため、地表の温度が上昇してしまいます。

温室効果ガスとは?

温室効果ガスと何回も出てきますがどんなものかというと、たとえば、夏の暑い中、通気性の良い材質の服を着ると涼しく快適に過ごせますが、ナイロン系で通気性の悪い材質の服を着ると非常に暑いですよね。服の材質によって快適に過ごせるか否かを大きく左右します。その服の材質が、二酸化炭素・メタン・亜酸化窒素の濃度であり、生活環境の影響に最も重要視されている温室効果ガスなのです。

そこで!

家庭での電気、ガス、灯油、ガソリン、水の消費から多くのCO2が発生しています。みなさんのご家庭でガス、灯油を燃焼させたり、自動車を運転してガソリンを燃焼させるといったことからCO2が発生します。

CO2は、暖房機器の効率的な利用によってこんなに減らせます。

  • コタツの設定温度を1日8時間「高」約190Wから「中」約130Wにすると
    →1ヶ月で約1.6kg削減
  • ガス暖房の設定温度は20℃以下にする(暖房の設定温度を22℃から2℃下げると月に約3.3㎥の削減)
    →1ヶ月で約1.6kg削減
  • 石油ファンヒーター(燃料消費量0.29l/h)の使用を1日1時間減らす
    →1ヶ月で約6.0kg削減
  • エアコンのフィルターにほこりが詰まると冷暖房率が低下します。フィルターのこまめな掃除によりCO2及び電力費を削減できるのです。

CO2は、みなさんが普段、何気なく使っている製品にも深く関係しています。なぜなら、製品の使用のときはCO2を発生していなくても、その製造・流通・廃棄の各段階を考えるとCO2を多量に発生しているからです。
たとえば、リサイクル商品ではないティッシュペーパーの場合だと、原料となる木材を海外から運んできて、工場で製品を製造し、みなさんの家庭まで運ばれ、最後はごみとして処理されます。これらの過程のすべてで多くのエネルギーが使われており、そのために多くのCO2が発生されています。

CO2は、リサイクルによってこんなに減らせます。

  • 食品トレーのリサイクル(1枚平均7グラムのトレーを週に10枚リサイクルに出す)
    →1年間で約1.0kg削減
  • 買い物の工夫によりごみの量を減らす(1週間のごみの量を5kg減らす)
    →1年間で約62.4kg削減
  • ガラスビンのリサイクル(1本平均350gのビン)
    →1本0.03kg削減
  • スチール缶のリサイクル(1本平均30gのスチール缶)
    →1本0.01kg削減
  • アルミ缶のリサイクル(1本平均25gのアルミ缶)
    →1本0.05kg削減

不要なものは買わない、買ったものは大切に使う、資源ごみはリサイクルに出すといったことがCO2の減少並びに、ごみの減量化につながるのです。

このページに関するお問い合わせ

市民福祉部 生活環境課
〒649-0392 和歌山県有田市箕島50
電話:0737-22-3565
ファクス:0737-83-6550
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