市長からごあいさつ(令和8年5月)「このまちの誇り」

有田市は、市制施行70 周年を迎えました。
70 年前、この地に暮らす人々が「市」をつくると決めた日がありました。それから今日まで、山を耕し、海に出て、子を育て、祭りを守り、この土地で生きると決めた人たちの手によって、有田市は続いてきました。
私は市長として、日々、市内を歩く中で、「有田市は何もないとこやで」という言葉を耳にすることがあります。そのたびに私は胸の中で「そんなことはない」とつぶやいています。段々畑に朝日が当たる風景、港に並ぶ船、路地から聞こえるこどもの声。そのどれもが、どこにでもある日常に見えて、実は有田市にしかない風景なのです。
昨年、世界農業遺産の認定を受けました。450 年以上かけて先人たちが積み上げてきた石段と、そこに実るみかんを、世界が「人類の宝」と認めたのです。私はそのことを誇りに思います。そして同時に思うのです。認められたから価値があるのではない、皆様がこの土地で暮らし続けてきたこと、そのものに価値があるのだと。
全国から届くふるさと応援寄付金は毎年40 億円前後で推移しています。その数字の向こう側には、有田の産品を手に取り、「おいしい」「また届けてほしい」と思ってくださる方々がいます。皆様の仕事が、暮らしが、誰かの食卓を豊かにしている。それは、紛れもない事実です。
今、若い世代が動き始めています。このまちの未来を、自分たちの手でつくろうとしている人たちが、農業や漁業の現場で、ものづくりの世界で、地域行事の中で声を上げています。その土台を築いたのは、長い年月をかけてこのまちを支えてくださった皆様です。次の世代が前を向けるのは、皆様が踏み固めてくださった道があるからです。
5月2日の記念式典では、私自身の言葉で、この思いの全てをお届けいたします。あわせて、広報を読んでくださっている皆様にも、伝えさせてください。
皆様が暮らしているこの有田市は、胸を張っていい場所です。
70 年分の感謝と、未来への決意を込めて。
有田市長 玉木 久登
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