消火器の使い方

ページID1000714  更新日 平成30年9月20日

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消火器の説明

イラスト:消火器を使う人

消火器には、いろいろな種類がありますが、多くのご家庭で備えていただいているのは、ABC消火器です。消火器には、火災の種類によって適しているものと適していないものがありますが、消火器本体に色別で何に適しているか、表示されています。

消火器のしくみ

消火器の中には、消火薬剤が入っています。また、薬剤を放射させるための加圧用ボンベも入っています。加圧ボンベの中には、二酸化炭素(炭酸ガス)が入っており、レバーを強く握ると加圧ボンベの頭の部分に穴があけられてガスが噴射し、その圧力で消火薬剤が、ホースの先から放射されるしくみになっています。

消火器の使用方法

1 黄色い安全栓(ピン)を上方に抜きます。

イラスト:安全栓を抜く

※安全栓(ピン)が付いたままの状態では、どんなにレバーを強く握っても消火薬剤は出ません。

2 次にホースをはずし、火元に向けます。(先のキャップははずさなくてもOK)

イラスト:消火器持ち方

※ホースをはずすときは、ホースの先端を持ち上げるようにしてはずしてください。

3 レバーを強く握って、ある程度(2m~ 3m)火元に近づき手前からほうきで掃くように消火する。

イラスト:消火器で消火する

※握力が弱い方はレバーの上に手を置き、体重をかければ簡単に押すことができます。
また、消火器は一度消火薬剤の放射を始めると途中で止めることができません。

消火器の設置場所

イラスト:消火器について家族で話す

  • 玄関の人目につく所
  • 居間や寝室の目につきやすいところ
  • 台所の入口など

※消火器の寿命は、その保管場所によって大きく変わります。湿気の多い場所や日の当る場所を避け、転倒しないような工夫をしておきましょう。

日常の点検

せっかく備えた消火器も、錆びや損傷などの異常が生じると”いざ”という時に使えなかったり、本体が損傷して怪我をすることがあります。日頃から、下記のチェックポイントを参考に消火器を点検し、異常を発見した場合は絶対に使用しないでください。異常が認められた消火器や不要になった消火器の点検や処分については、購入したお店又は消火器メーカーにお問い合わせください。

チェックポイント

イラスト:消火器点検

  • 安全栓(ピン)はついていますか?
  • キャップは緩んでいませんか?
  • 容器に錆びや変形などはありませんか?
  • ホースに詰まりやヒビ割れはありませんか?

まとめ

イラスト:炎ではなく燃えている物をねらう。姿勢を低くして熱にあおられないようにする

消火のポイントは、火の小さい初期のうちに消火することが最も大切です。もし火が発生した場合は、あわてずおちつき消火器を準備し、まず身の安全に注意してから、熱や煙を避け、なるべく姿勢を低くする。そしてある程度(2m~3m)火元まで近づき、燃えているものにホースの先を向け、火元を掃くように、ホースの先を左右に振りましょう。万が一の火災に備えて自宅の消火器の置いている場所とその消火器の使用方法を確認しおいてください。


※ABC粉末消火器の他に強化液消火器・泡消火器・ハロゲン化物消火器等がありますのでその場所にあった消火器を設置してください。

※悪徳業者による消火器販売や点検に気をつけてください。消防は販売や点検はしていません。

イラスト:火の用心7つのポイント

このページに関するお問い合わせ

消防本部
〒649-0304 和歌山県有田市箕島47
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