漁業種類の説明

ページID1001141  更新日 平成30年9月26日

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写真:底びき網漁業

小型機船底びき網漁業は、辰ヶ浜地区を中心に古くから「ウタセ」と呼ばれている漁法で、操業日には午前3時に漁港を出港します。

主な漁場は、紀伊水道の和歌山県沿岸を中心に、時には、遠く白浜町沖にまで出漁し、タチウオやエビ、マダイなどを漁獲してその日の午後3時頃に帰港します。

魚を獲る方法は、船尾から袋状の網を投げ入れて約2時間、海の底の方をひいたあと網を巻きあげます。この網には、船と網口との間に網の口を大きく広げる開口板が付いており、たくさんの魚が網に入るように工夫されています。

瀬戸内海機船船びき網漁業は、パッチ網漁業とも呼ばれていて、2隻の船がちょうどパッチのような形をした網を曳いて、海の上層部を回遊しているシラスやイカなどを漁獲する漁法です。

この漁法は、網をひく2隻の漁船の他にシラスがどこにいるかを魚群探知機を使って探し回る魚探船と、漁獲した魚をすぐに陸上のシラス加工場まで運ぶための運搬船があり4隻で1つの船団を形作っています。

定置網漁業は、水面から海底までとどく大きな網を岸からまっすぐ沖に向かって約800m張ってあり、そこを通過する魚を網に誘導して漁獲しようとする漁法です。

マダイなどの魚は、毎年春になると産卵のために海の深いところから浅い海に移動しますが、その時通るところは決まっており魚道と呼ばれています。また、魚は障害物に出会うと深い方へ逃げる習性があります。そのような習性があるため、岸から続く大きな網に出会った魚は、自然とその先にある網の迷路に入ってしまい、出られなくなって漁獲されてしまいます。

写真:定置網漁業

刺網漁業は、バレーボールのネットのような網を2枚併せて1組とし、この網を磯の周りにジグザグに張りめぐらし、移動するイセエビやカレイなどを網にからめて漁獲します。
この漁法は、磯魚建網漁業と呼ばれて漁業権のある人だけが操業できるようになっています。

一本釣漁業は漁船で沖合いに出て釣糸と釣針を使って一匹ずつ釣り上げる漁法でアジやサバ、サワラなどが主な魚種です。
この漁業は、誰でも、どこでも自由にできます。

大型定置網の図

小型機船底曳網の図

小型機船底曳網漁船の図

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