「有田みかんシステム」の日本農業遺産認定について

ページID1003879  更新日 令和4年2月3日

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日本農業遺産に認定されました!

「みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム」が令和3年2月19日に農林水産省から日本農業遺産に認定されました。

有田みかんシステム

農業遺産とは

農業遺産とは、何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに関わって育まれた文化、ランドスケープ(※1)や農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を認定する制度です。

※ランドスケープ:土地の上に農林水産業の営みを展開し、それが呈する一つの地域的まとまり

農業遺産には、国連食糧農業機関が認定する「世界農業遺産」と、農林水産大臣が認定する「日本農業遺産」があります。

「みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム」とは

みかん栽培を日本で初めて生計の手段に発達させるとともに、みかん農家・苗木農家・出荷組織が連携し、産地全体で日本一の「有田みかん」産地を形成・維持してきた地域共同のシステムです。

有田地域では、高い観察力を持った生産者が、数多くの優良品種を見出すことで、栽培品種のバリエーションを高めてきました。加えて、みかん農家自身が高品質な「二年生・土付き苗木」を生産しており、産地内での品種育成と苗木生産の組み合わせにより、産地の自立性を向上させています。

栽培面においては、多様な地勢・地質の組み合わせに応じた栽培・品種選定を行うことで、高い品質を誇る「有田みかん」産地を地域全体で形成してきました。

また、日本初のみかん共同出荷組織「蜜柑方」(みかんがた)を起源とする多様な出荷組織が共存することで、「有田みかん」ブランドを維持しています。

本システムにより、有田地域は持続可能な発展を続け、日本一の生産量を誇る産地となるとともに、みかん栽培の礎を築き、他産地の発展を牽引してきました。

有田みかんシステム

参考ホームページ

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経済建設部 有田みかん課
〒649-0392 和歌山県有田市箕島50
電話:0737-22-3635
ファクス:0737-83-3108
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