市長の活動(令和4年1月)

ページID1003874  更新日 令和4年2月9日

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1月28日(金曜)ENEOS株式会社和歌山製油所に係る記者会見(要旨抜粋)

 1月25日にENEOS株式会社が和歌山製油所の操業停止の旨を発表し、言葉では言い表せないような激震が走っています。人口27,000人の小さな有田市が、石油精製と共に80年を超える歴史を刻みながら、豊かに共に発展してきた存在なので、なかなかすぐに折り合いがつけられるような話ではありません。ただ、この突きつけられた現実に対応していかなくてはいけません。 

 時代の流れとともに、脱炭素化に向けて新たなエネルギーへの転換など、社会情勢が変化していく中、これまでも、こうした事態も想定し、県選出国会議員や経済産業省などにご協力いただきながら、ENEOS本社にも訪問し、1日でも長く操業を続けてほしいと要望を行ってきました。

■操業停止の発表から今日までの流れ

 25日に社長から「前日24日の取締役会において和歌山製油所の停止を決定した。2023年の10月目処に操業を停止し、そこから2年くらいかけて無害化工事という後処理の工事もしっかり行う。」との説明を受けましたが、到底すぐに受け入れられるようなことではありません。市民の皆さんから不安の声が毎日私のところに入ってきますので、今後のことを含めしっかりと対応しながらやっていかないといけないと思います。

 26日には仁坂知事がエネオス本社を訪問して、強く現況を訴えていただきました。そこで、今後のビジョンをしっかり示すべきではないかとのお話をしていただいたと、知事から連絡を受けておりますので、連絡を密にご協力をいただきながら、私たちもしっかりやっていきたいと思っています。

 26日の夕方には、有田市の連合自治会の会長、副会長から、「死活問題である。とにかく雇用を守るために必死に全力を尽くせ」との強い要請をいただき、私もそのつもりであるとお答えしました。 

 27日には市長、議長、紀州有田商工会議所会頭、協力企業34社からなる組織「和協会」会長の4名で、2通の嘆願書をエネオス本社に向け和歌山工場にて提出し、思いの丈を訴えてきたところです。内容については、一日も長い存続を求めたいというお願いと、将来、雇用を守っていくという観点から、企業のみなさんにしっかり責任をもって未来ビジョンを示してほしい、それを具体的にわかるようにしてほしい、との思いをこめた嘆願書です。

 

 2011年に、エネルギー供給構造高度化法により法律のもとに全体の生産量を制限していこうという動きがありました。有田市としては、小さなまちなので何とか減らさず続けさせてほしいということで、エクソン、経済産業省と協議ができ、かなり長い交渉の末何とか残っていただけました。以来、新エネルギーの開発がすすみ、石油の需給ギャップから第2波、第3波があるだろと懸念していましたが、予想どおり企業合併が進み、室蘭、高石、知多と工場閉鎖が行われていく中で、次は和歌山ではないかと危惧していたところでした。25日の工場停止の発表は非常に残念で、止めることが出来なかったのは辛い。これからの戦いになるので、未来に向けて雇用の確保に努めていきたいと思います。

 また、この件については有田市だけでどうこうできるような次元の問題ではないと思っています。県や国、企業、あらゆる皆さんとタッグを組んで、関わらないといけません。ただ、私たちは一番当事者意識をもって、体制を整えてしっかりやっていきたいと思っています。

写真:記者会見に臨む市長

令和4年度当初予算市長査定を開始

 現在、令和4年度の予算について各部署と議論しているところです。全国の皆様から頂戴するふるさと応援寄附金などからなる財政基盤が強靱である中で、新たなまちづくりの投資の機会は大きなチャンスです。職員には、2つの「成長」を念頭に議論、熟考するよう伝えています。

【施策の成長】現在進めている全ての施策において定型的・機械的に推進するのではなく、常に検証し、不断の見直しや改善を加えるなど、ありたい姿へ到達するため「どう変化させることで、将来どのように成長させるのか」という思考のもと、常に考え抜く姿勢で臨むこと。

【組織の成長】一つひとつ着実に変化・成長させるためには、「何をするべきか、自分はどうするべきか」問い直し、実践することで組織及び職員一人ひとりも成長を遂げること。

 新型コロナウイルス感染症への対応を図りつつ、引き続き少子化対策や子育て支援、移住定住の促進を重要な柱の一つとして強化するとともに、未来に向かった『変化への投資、継続・成長への投資、持続可能な自治体経営への投資』に積極的に取り組みます。

1月10日(月曜・祝日)令和4年有田市消防出初式

 消防団の皆様はじめ、関係者の皆様にご参加いただき、また、市民の皆様が日々平穏な生活を送れるのは日々ご尽力いただいている消防団の皆様のおかげだと感謝しております。

 昨年の12月には震度5弱の地震が、今年1月に入ってからも地震があり、とうとう来たか、と思うことが何度かありました。地震に対してできることは備えしかありません。市行政、消防行政には課題も多いですが、呼びかけや設備投資など、限りある資源の中で準備を尽くしていきます。

 今後も、消防防災体制の充実・強化を図り、市民の皆様の安心・安全を守るために英知を結集し、「災害に強く、安全で安心して暮らせるまちづくり」の実現に向け、全力を挙げて取り組んでまいります。

写真:表彰状授与

写真:新入団員の皆さん

写真:車両に敬礼する市長ら

1月9日(日曜)令和4年有田市成人式

 学業、仕事、家庭など、それぞれのステージでコロナ禍の様々な制約の中奮闘されている新成人の皆さんの凛とした表情と姿勢、そして、ご家族や友だちへの感謝の言葉がとても印象的な成人式でした。

 これからも、まわりの人たちへの感謝の気持ちを忘れず、充実した人生を歩んでいってほしいと思います。新成人の皆さん、本当におめでとうございます。

写真:新成人に贈る言葉

写真:挨拶する市長

写真:誓いの言葉

1月4日(火曜)令和4年有田市新年互礼会

 令和4年の新年互礼会を開催するにあたり、これまでの飲食を伴った形式ではない今回の方法で本当に良いのか、皆様に来ていただけないのではないか、ということを実行委員会で検討を重ねてきました。しかし、我々の心配とは裏腹に、ほぼこれまでと変わらない人数の皆様にお集まりいただき、こんなに嬉しいことはありません。皆様とともに新年のお祝いができましたこと、大変嬉しく思います。

 主催の挨拶では、有和中学校建設、初島中学校の跡地への専門学校設置、結婚から子育て、自立までをサポートする新事業「Marry You」、ワクチン接種など、一つひとつをお話させていただきたいところでしたが、長くなりすぎますので、新病院構想についてお話させていただきました。

 市民の皆様に、何を一番重視するかのアンケートを取ると、健康、医療に税金を使ってほしいという結果になります。市民の皆様が望む有田医療圏をつくっていくために、地域医療振興協会や、関係各所の皆様と、感覚を研ぎ澄ましながらつくりあげていきたいと思っています。

 令和8年度に新病院を保田中学校の跡地に建設するという思いのもと、365日、24時間、すべてお応えする気概で議論し、難しいオペなどはこれまで以上に和歌山県立医科大学などと連携をとりながら、回復、在宅、予防医療などのニーズにあったものを提供できるように取り組んでまいります。

 一歩ずつともに一致団結し、今を生きる私たちの未来への責任を果たしていく、そんな一年にしたいと思います。どうぞ皆様、今年一年もご協力よろしくお願いします。

写真:来場者

写真:互礼会で挨拶する市長

写真:鏡割り

1月4日(火曜)仕事始め式

 仕事始めに、職員の皆さんと意識の共有を行いました。今年の干支である「寅」は、これまで積み上げてきたものを「伸ばす」という意味があるそうで、まちづくりの転換期にある我々有田市にぴったりな年だと感じています。

 今年、まずは3回目のワクチン接種の準備をしっかりと進めていくことはもちろん、有和中学校建設や市立病院の指定管理化、新病院建設基本構想など、たくさんの大切な山が控えています。それぞれ担当課ベースではもちろん、全庁的に一緒になって取り組んでいきたいと思っています。

 そして、中学校や保育所の統合後、公共施設の跡地が開いていくことはチャンスであるととらえ、跡地について徹底的に考え、工夫していいものにしていきましょう。これらの投資ができる基盤は、10年前と比べて財政状況が好転しているからです。今年度のふるさと応援寄附では、ありがたいことに全国の皆様から速報で45億円を超えるご寄附をいただいています。全国の皆様からのご寄附と、返礼品等でお世話になっている関係各所の皆様・職員の頑張りでできているこの基盤の上にたって、市民の皆さんの幸せをつくっていくことが我々の使命です。来年度の予算編成も始まっていますが、考え抜いて、素直に、謙虚に一つ一つ積み上げ、成長していきましょう。

写真:訓示を述べる市長

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