市長の活動(令和2年10月)

ページID1003150  更新日 令和2年11月13日

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10月8日(木曜)有田市議会10月定例会

 午前10時より、有田市議会10月定例会が開会されました。

 冒頭に所信表明演説を行い、4期目の市政運営への思いを伝えさせていただきました。

      ***所信表明演説より(一部抜粋)***

 まず初めに、9月7日選挙翌日より、約1ケ月入院加療のため市長の席を不在にいたしましたこと、議員各位並びに市民の皆様に対し、多大なるご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。本日は特別に外出許可をいただきまして、出席することが叶いました。今後も医師の指導のもと、一日も早く退院、完全復帰できるようしっかりと努力してまいりますので、心苦しく思いますが、何卒ご理解の程どうぞよろしくお願いを申し上げます。

 それでは、令和2年10月定例会の開会にあたり、私の4期目の所信の一端を申し上げる機会をいただき、正副議長初め、議員の皆様方に深く感謝を申し上げ、一言想いを申し上げたいと存じます。

 平成20年に市長に就任させていただいて以降、2期、3期目は無投票で当選させていただいたこともあり、4期目は12年ぶりの市長選挙となりました。厳しい選挙戦でございましたが、選挙活動を通じて市民の皆様と対話をさせていただき、意見をきかせていただいたり、時にはお叱りを受けたりと、とても良い意味で刺激をいただいたと申しますか、多くの気づきを、学びを得た、私にとっては大変有意義な選挙であったと思います。そして、その結果として、議員各位並びに市民の皆様に絶大なご支援を賜り、四度市長として市政運営のかじ取り役を担わせていただくことが出来たこと、改めまして心から感謝申し上げます。かくなる上は、今後4年間、全身全霊をかけ、市政に邁進してまいりますので引き続きの御支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 コロナ禍という私たちが初めて体験する非常事態の終息が未だ見込めない中、議員各位にもご理解をいただき、現在市内では、フードチケットの利用や地域活性化商品券の配布、引き換えが行われているところでございます。今後においても喫緊の課題として市民一丸となって高い意識のもと、感染予防と経済活動の両立を図ってまいります。

 人口減少、少子高齢社会が進む中で、時代の移り変わりに敏感で迅速に対応していかなければならず、本市のまちづくりは今、未来に向け大きな転換期を迎えております。この「転換期」をチャンスととらえ、未来への投資など、ビジョンの具現化のために果敢にチャレンジをしていきたいと思ってございます。

 主な重点施策について想いを述べさせていただきますと、まず現在、基本設計から実施設計に移ろうとしているところであります『新中学校建設、開校』についてでございます。新中学校につきましては市民の皆様の関心も高く、議会においても様々なご意見をいただき、様々なプロセスを経ながら、『有和中学校設置に係る条例』の議決もいただいております。今後は、令和6年4月開校に向け、防災対策含め環境を整えることは勿論のこと、教育の質を上げるための議論も重ねながら、確信をもって日本一の中学校づくりを加速させてまいります。

 次に、産業振興でありますが、市長就任当初から一貫して『まちの強み、特色を最大限に生かす』をスローガンに掲げ、有田にある二つの日本一のもの、「みかん」と「太刀魚」にスポットをあて、生産者の方々とともに一歩目、二歩目を踏み出し、磨き上げてきました。この取り組みも徐々に成果として現れ、生産者の方々の誇りとなっていると自負しております。今後は、様々な分野でも、皆さんと共にチャレンジしていく風土をつくりながら市内全体の産業活性を図ってまいります。

 さらに、本市のみならず我が国が直面している人口減少、少子高齢化問題、とりわけ新型コロナウィルス感染症をはじめとする医療・保健についてでありますが、『誇れるまち有田市』実現のためには必要不可欠な重要な要素、ファクターでございます。当たり前と思っていることを当たり前にしていくことがいかに難しいことかと実感する昨今、そのベースとなる医療・福祉・保健について本市はどうあるべきか、未来に向け施策をどう展開させていくのかを、これも本市の特徴をもとに、しっかりときめ細かく、専門分野や当事者の皆さんと丁寧に議論を深めて進めながら、時には市が主体的に、時にはサポート役として、子育て支援含めより一層充実をさせてまいります。

 重ねて申し上げますが令和6年には中学校統合により、統合後の中学校施設、用地をどのように活用していくか、また保育所の統合も含め、統合後のまちづくりについてどんなビジョンをもって取り組んでいくのかについては市民の皆さん方の大きな関心事であり、未来に向けたビジョンを明確に示していかなければなりません。このことは、本市のまちづくりを考えるうえで、大きな転換期とも言えますし、次の世代にどんなビジョンを示すことでバトンを繋いでいけるのか、いくのかが極めて重要なことであり、このことについては慎重、かつ時には大胆な発想をもってつくりあげていきたいと考えております。

 他方、これら述べてきた全てに通ずることでありますが、実現の裏付けとして強い財政基盤が無ければ実現することができません。ですから今後も引き続き、財政規律を堅持しつつ、将来のための投資については可能な限り、積極的に行っていくというこれまでの方針通り、取り組みを加速してまいります。ご承知のように現在の本市財政状況はと申しますと、財政規模を大きくしながら、中身の質も良くなってきてございます。ふるさと応援寄附金にいたっては、関西の自治体では第2位の応援寄附をいただいており、大きな収入源となってございます。今年度も寄附額は順調に推移しており、引き続きこのことに力を注ぎながら、すべての事業の源である強い財政基盤のもと、市政運営を進めてまいります。

 結びに、「継続は力なり」、「継続が未来を創る」、日々の努力を大切にし、私自身が12年間市長として経験したこと、また、関係させていただいた方々とのご縁、これら全てを力に変え、引き続き自ら行動し、アンテナを高く張り巡らせ、変化しながらも変わらない有田市のためチャレンジを続け、今後4年間市長として、市民の皆様がまちに誇りをもち、豊かに生活が営めるよう全身全霊取り組んで参りますので、議員各位並びに市民の皆様方のなお一層の御理解と御協力を心よりお願い申し上げまして、4期目の所信表明とさせていただきます。

写真:議会風景

写真:議場で挨拶する市長

10月19日(月曜)初登庁・職員訓示

 皆さんに玄関でお出迎えいただいて、初登庁を行いました。

 今回の選挙戦において市民の皆さんとたくさんお話をさせていただく中で、困っていること、不満、嬉しいことなど、様々なご意見をいただきました。様々な意見の方がいらっしゃる中で、私たちはしっかり先を見据えて、お一人おひとりの意見を大切にして施策に取り組んでいく必要があります。

 この12年、私自身様々な経験をさせてもらって大きく成長することができています。今後も市民の皆さん、そして職員と一緒に、成長を止めることなくしっかりと取り組んでいきます。

写真:玄関で出迎えられる市長

写真:職員に訓示する市長

写真:訓示を聞く管理職

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