市長からごあいさつ(平成30年7月)道

ページID1001621  更新日 平成30年9月27日

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写真:望月良男市長


日本画家、東山魁夷氏の「道」という絵をご存知でしょうか。その絵は野原の真ん中に手前から奥に向かってゆるやかに上っていく一本の道が描かれています。優しい印象を受ける絵ですが、その道はどこまでも力強く、見る人それぞれが自分の歩んできた道や、これから歩む道に思いをはせるのではないでしょうか。

長い道のりの途中にあるのは、人ばかりではありません。有田海南道路の建設工事が、現在急ピッチで進められており、日に日に作られていく橋脚を見ながら、長年の皆様の願いがこうして形になっていくことに感慨を覚えます。市民の皆様には工事車両の通行等にご協力をいただいておりますこと、また新設道路周辺地域の皆様には多大なるご理解を賜り、深く感謝申し上げます。

遡ること26年前、有田海南道路の整備のため協議会が発足し、その後平成20年度に事業化され、平成27年度に総工費359億円でいよいよ工事着工となりました。要望活動を長年続け、今年度は冷水拡幅に8億円、道路建設に49億円、計57億円の予算で工事が進められております。

道路が完成しますと、渋滞の解消及び所要時間の短縮、災害時の交通機能の確保等が見込まれており、さらに地域の活性化にも寄与するものと期待しております。

東山魁夷氏は「道」の絵に対し、自身の遍歴の果てでもあり、また新しく始まる道でもあったと語られています。有田海南道路にとっては、現在建設工事の道半ば。これまで関わってこられた多くの方々の希望と熱意を感じるとともに、一日でも早い完成に向け、関係機関と協力しながら、要望活動に力を入れ、一歩一歩しっかりと歩んでまいりたいと思います。

有田市長 望月 良男

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