市長からごあいさつ(平成29年7月)有田川とともに

ページID1001634  更新日 平成30年9月27日

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写真:望月良男市長


連日蒸し暑さが続き、梅雨明けが待ち遠しい昨今です。

今から64年前の7月18日に未曾有の有田川大水害が発生しました。人身の被害や失った家屋などの財産は甚大で、先人の方々は、復旧にひたすら努めてこられました。

私たちは過去の教訓を胸に、今後も河川堤防強化などの取り組みを着実に進めていく必要があります。また、近年雑木などが目立ちはじめた河川内における自然環境の景観保全や両岸を走る国道沿いの歩道整備など安全対策も必要です。

二級河川に位置づけられる有田川と両岸の国道は、いずれも国や県の管理下にありこれまでも色々な場面で要望を行ってきました。毎年、和歌山県市長会でも本市の重要な課題について知事と協議する場を設けています。本年は、有田川の河川整備について要望をしてまいります。

その一方で、県行政に対し、要望するだけではなく、地域に住む私たちも主体となり、川を美しく守っていくという思いを強く持ち、国や県そして市民の皆様とともに私たちの有田川を大切にしていかなければなりません。

文豪・有吉佐和子の小説「有田川」は、川とともに生きる人々の強い覚悟が描かれた作品で愛読書の一つです。私は、主人公が強く逞しく生き、試練を乗り越えていく姿に感銘を受けました。今月は河川愛護月間でもあります。川からの豊かな恵みに感謝しつつ、これからも私たちの有田川を未来に向け、大切に守り育てていきたいと思います。

有田市長 望月 良男

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