市長からごあいさつ(平成27年10月)未来へつなぐ

ページID1001657  更新日 平成30年9月27日

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写真:望月良男市長


早いもので10月に入り、年度の折り返しとなりました。「黄金吹くかとも見紛うほどの見事さ」とは、有田川流域を舞台にした有吉佐和子さんの小説「有田川」の一節で、まさに、みかん山はこれからオレンジ色一色に染まります。

本市の中央を流れる有田川は、世界遺産・高野山を源流とし、紀伊水道へ注がれています。流域には、各地に古代、中世から引き継がれてきた貴重な文化財が残されており、高野山開創1200年の節目にあたる今年は、「ありだのみ仏たち」と題して、有田市郷土資料館において11月1日まで特別展を開催しています。長い歴史の中で有田市の地域の人々の暮らしを見つめ続けてきた貴重な仏像を展示しています。先人の方々が、無病息災、健康長寿を願い、大切に今に伝えてくれた仏様の姿を、この機会に是非、ご覧いただけたらと思います。

先日、百歳を新たに迎えられる方々の長寿を祝い、訪問をさせていただきました。新百歳の皆さんの元気なお姿を拝見できて、大変嬉しく思うとともに、多くの元気をいただいてきました。人生はよく旅に例えられます。「百里を行く者は九十を半ばとす」、物事は終わりまで困難が伴うものであり、最後まで気をゆるめず努力を怠らないように、というこのことばのとおり、任期まで一年となった私にとり、今が百里の半分であると、改めて気を引き締め直しました。

例年これからの時期は、各所管の課題等をヒアリングし、翌年度の予算編成に向けた準備を行っています。当年度事業を着実に実施しながら、社会経済情勢及び市民サービスの課題や要望等を集約し、何度も議論を重ねながら、これまで検討してきた施策等が「仏作って魂入れず」とならぬよう、十分に精査していきたいと思います。

よりよい有田市にするために、市民の皆さんと一緒になって、舵取りをしてまいりますので、今後もご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

有田市長 望月 良男

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