市長からごあいさつ（令和3年12月）「強い財政と未来への投資」

　黄金色に色づいたみかんの収穫最盛期を迎え、市政において未来への投資施策が“ぎゅう”っと詰まった2021年もあと1ヶ月となりました。
　今年1年を振り返るとともに、市役所において12月は翌年度予算の編成作業を行う時期です。令和4年度予算編成方針においては、これまでの新型コロナウイルス感染症への対応を図りつつ、引き続き持続可能な自治体経営への積極的な投資に取り組むこととし、加えて「施策の成長」、「組織の成長」を強く念頭に置き取り組むよう職員に指示しました。
　積極的な投資事業を行うにあたっては、当然ながら将来見通しを試算することが重要であり、現在進めている有和中学校建設や新都市公園整備、新市立病院基本構想策定、保育所の再編事業などにおいても、10年先までを財政シミュレーションし、時機を逸することなく実施しています。
　また、本市財政状況は、財政健全化の成果とふるさと納税制度への取り組み、計画的な財政運営により、平成28年度以降、将来世代に負担すべき借金等の割合を示す将来負担比率が「0（無し）」という強い財務体質を継続しています。
　未来に向けた投資を可能とする環境のもと、変化の早い世の中を想像しながらプロジェクトを成長させていきたいと考えています。今年1年、市行政へのご協力に御礼申し上げるとともに、来年も積極的にトライしていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

有田市長　望月良男