有田市

糸我稲荷神社

 現在、稲荷神社について残っている資料は、文化7年(1810)当時の神官、林周防が寺社奉行に報告した「糸鹿社由緒」があります。その中で糸我社の創建は「37代孝徳天皇白雉3年壬子の春、社地を正南森に移し、糸鹿社と申す」とあり、白雉3年とは伏見稲荷神社の和銅年間の創建より約60年も前に遡ります。この故をもって糸我稲荷神社を本朝最初の創建とし、社前鳥居に「本朝最初稲荷神社」の額が上っています。御祭神は倉稲魂神、土御祖神大姫神で、紀伊続風土記には「荘中三箇村の産土神なり、古くは殿社も宏麗に神田も多く云々」とあります。この三箇村は現在の糸我地区と須谷(すがい)地区を示しています。境内には樹齢500年~600年の3本の大楠がそびえており、歴史を物語る一例でもあります。(市指定文化財)


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